北回廊線のワシントンDCからニューヨークを経てニューへブンまでが当時の電化区間でした. 全国版のアムトラックは地方鉄道のメトロノース鉄道とレールを供用しますがメトロノースは非電化区間直通列車がディーゼル機関車でほかは電車,アムトラックはすべて客車ですが,北回廊路線の電化区間はマンハッタン島の排煙条例によりすべて電気機関車です.
写真は200km/hで運行するメトロライナー用に用意それたGE製E60形電気機関車ですが,足まわりは同世代のGE製貨物列車用を流用しており,非電化区間でのSDP40F同様脱線を繰り返しました. そのためメトロライナーはAEM7形電気機関車に任せて130km/h以下で運行される列車を牽引しましたが,実力の半分程度で使われたためか,2000年代に入るまで活躍を続けました.