外国車は新旧各車種に脈々と続く DNAのようなものが滲みでているから,エンブレムを見なくともだいたいのところは察しがつく. しかしこの顔は,どの DNAにも当てはまらない. だから一貫したポリシーがほとんどない日本車かなと思ってはいたものの,日本車らしさでもあるキチッとした雰囲気が感じられない. 第一どう見てもかわいすぎる. 実は旅を始めた頃ハイウエイのパーキングでこのクルマを見かけたのだが,その時はエンブレムが外れていて確認出来なかった. 以来この車の正体が関心事だったのだ.
カローラと言えば世界のオヤジ車とばかり思っていたけど,ケロヨンみたいなこの顔ならば誰が乗ってもおかしくない. 世界のトヨタが,トルコのカローラと日本のカローラの顔を,どういう理屈で造りわけているか考えてみるのも面白い.