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アムステルダムセントラル駅では,パリからの長旅を終えた TGVが休んでいた. 1枚窓だから後期のモデル,とはいえデビューして何年経つだろう? 車体はお疲れ気味だ. 物理的寿命よりデザイン寿命が先にやってくる昨今の車両の中で,いつまでも新車らしさを感じさせるフランスのデザインはたいしたものだ. ところでバッファー式の連結器を“旧式”と思われている方がおられると思うが,実はこの方式,編成全体がガタつき無しの一つの塊になるので,プッシュでもプルでも非常にスムーズ. 車体のホネも左右に通されるので丈夫な割には軽く,乗り心地もとても良い. 多少古くさくても,誰が何と言おうが良いものは良いで通すあたりがフランスらしい一面でもある. 余談になるが,パリ駅でバゲッジ運搬に使われているカートは,JRの密着連結器をミニチュア化した立派な連結器を装備している. |
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image : Photo Depot
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