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image : Photo Depot
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線路端でカメラを構えるのもそろそろアキた. だから機関車や客貨車の修理工場を訪問することにした. 訪問したウイスコンシン & サザン鉄道は貨物鉄道である傍ら,一流の修理やメンテナンスを行うことでも知られており,とくに塗装が上手であることから以前から気になっていた会社だ. アメリカでは機関車メーカーは一般に最終的な塗装をせず,いわば UNDEC (下塗り状態)で鉄道会社に納品する. 納車を受けた鉄道会社は付き合いがある塗装会社に持ち込み,塗装済完成品とするわけだ. 時々見かけるグレーの新車は塗装工場が忙しくて仕事が間に合わず,やむを得ず下塗りのまま営業列車に投入された機関車で,その辺りも日本とはかなり事情が異なる. 話しがずれてしまったが,写真はミネソタ州の小型ロコをリースする会社のGP10で,GP9をたたき直したものだ. 後年製造のGP40やGP60と外観は似ているが,キャブの屋根が丸いあたりに GP9の香りが感じられる. 新品同様に仕立て直された GP10に,50年の年輪は観じられない. そのような職場を,職場の親分スティーブが案内してくれることになった. |
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