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image : Photo Depot
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3300形は,ループと国内線が発着するミッドウエイ空港を結ぶオレンジラインの開業に併せて用意された車両です. メーカーは機関車の再生でも知られるMKことモリソン&ヌードセンですが,ボディはBudd社グループのブラジルマフェルサ製です. なおこの形式では落書きの見栄えを悪くすることを目的に,コールゲーションが復活しています.
3300形の登場はインバーター電車の黎明期にあたり,当初インバーター式で計画されましたが,同時期にニューヨーク地下鉄のインバーター試作電車(R110a/b)の芳しくない成績を鑑み,急きょ在来方式に戻されました. 代価は入札で決められていたため両数増で調整したため議会でもめましたが,その後の増結,増発で有効に使われています. このような調整は,アムトラックでも行なわれています. ニューヨーク地区で,非電化路線の列車の運行速度を電化路線に近いスピードに持ち上げるため,急きょ直流式からインバーターを用いた高速回転の交流モーターに変更したジェネシス2が誕生し,その際は上昇した代価を両数の縮小で調整しました. カーブの向こうから3300形電車がやって来ました. 老朽化した高架橋は,列車が減速すると全体が動きますので,姿が見えない電車がカーブの向こうでブレーキをかけると,駅で体感できます. |
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