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シカゴ『L』高架鉄道と地下鉄
【スパーク】
image : Photo Depot
CTAの電車は鉄のレールを鉄のシューが擦って集電します. スパークの火花は遠慮無く高架下に落ちます. これを下でよけるのは,シカゴアン(シカゴの人)のDNAに書き込まれていますが,自動車はまともにかぶります. ですから新車を買ったら余程のことが無い限り高架下を走りません.
ところで強化ガラスだった頃の自動車フロントガラスはキズがつきにくく,割れる時は網目状にヒビが入りました. これだと割れた際前方視界が失われるので,最近は樹脂フィルムをサンドイッチした普通ガラスが使われています. 普通ガラスは表面にキズがつきやすく,レールに砂を撒くCTAは対応を迫られました. そこで列車の加減速を落として砂をまくのをやめ,オールクロスシートだった電車の座席は,5000形インバーター電車からオールロングシートになりました. ロングシートだと乗客を詰め込めるので,当局はマックスロードというニックネームで新車をPRしましたが,乗客からは貨車みたいとか,人間扱いして欲しいと苦情がよせられました. アメリカの鉄道マンが来日した時JRの6ドア車を前に,同じ主旨の呟きをしたのを思い出しました.

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