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the Depot Memorandum


毎度ご利用ありがとうございます

  • 始まったばかりの2012年も,最初の月がアッという間に過ぎ去りました. 月末にはジェネシスのGP38-2が劇的なアナウンスの後に姿を現し,年初からニューモデルに振り回されています.
  • 今さらGP38-2,されどGP38-2 ・・・フタを開けたら近年続いたUP大型機を上回る勢いで,販売店としてはビックリです. 最初からバリエーションに富んだ金型を用意して乗り込んだメーカーの作戦勝ちと言えましょう. メーカーにとっても複数のボディ金型を駆使したテンダー付の大型機と大差ない価格ですから,うまくいけばとても美味しい筈です. おカネをつくれる分野で儲けてもらい,その代わりにエポックメイキングな希少モデルを後世に残す文化的な貢献もして欲しいとは,モデルショーの勉強会の都度有力メーカーは言われていることですから,是非とも頑張って欲しいものです.
  • BLIのカリフォルニアゼファ号,2005年の最初の製品リリース時$65〜$70と,当時としてはど肝を抜かされる価格でしたが,その後室内灯すらついていない製品でもこの価格帯になってしまい,良いことも悪いことも今日の客車の水準を創りました. 取り付け済の手摺りはもちろん,プロトタイプ車両の時代特有の外板質感を出すために金型表面を酸で荒らすなど,作り手の並ならぬ努力はモデラーを魅了させるものであり,こればかりは今日でも超えるものはないと思います. これがもたらすE-Bayでの取引価格高騰をおさえるためにも再生産が待たれていましたが,この度現実のものとなりました.
    前回のセット売りは3種の鉄道名毎に揃えられた3種類と,実情にそぐわないセンスで選択されたものしたが,今回は3鉄道混合の実態にあったものです. セットの方が1割ほど割安ですからナンバーや車名に捕らわれない方は,そちらがお勧めです.
    再発売に際し,実在車両が少ないのでナンバーや車名が限られ,ほとんどが過去にリリースされたものと同一での再生産となります. したがって買い増しされる方々は,ナンバーや車名のダブリにご注意ください.
  • 年末にカンタム(QSI)の新しいDCCサウンドデコーダー,タイタンの本格的な出荷が始まりました. 今度のデコーダーはメモリーが大きく,あらかじめ複数のサウンドが仕込んであり,CVの設定だけで色々なサウンドを出すことができるというのがウリです. これは販売店でサウンドファイルをインストールする手間をかけずに多数のサウンド仕様に対応できるので嬉しいことですが,パックの種類や初期化の仕方によっては販売店でセットした内容が根こそぎ消えてしまう事象がお客さまのもとで発生しています.
    結局当店では,従来シリーズ同様サウンドファイルをインストールする方法に切り替えましたが,容量が大きな記憶部分に仕込む時間は1両分(アップルで15分/Win7で23分)もかかってしまい,大変な作業時間となります. しかし仕方ありません.
    インストールするとなれば,お客さまのご要望もお聞きしたくなってしまいます. ディッチライトはどうするか,最初から中間車設定等々. 中でもディッチライトの点滅の様子を現実的に調整したものはたいへん喜んでいただけ,調子に乗ってみなさまにお奨めして更に忙しくなってしまいました.
    実車のディッチライトやヘッドライトは250ワットかそれ以上ですから,これほと大きな電球ともなれば通電してもフィラメントが暖まって光を出すまでに時間がかかります. 消えるときも瞬間的に真っ暗になるわけではないことは,DVDはもとより日本の列車を見ても判ることです. その他初期化したら機関車番号も個別の番号にしたいとか,片側の機関車を逆走設定し,そのまま背中合わせに編成したいなど,カスタムメイドは限りなくあります. このようにしてつくったファイルはしっかり保管してありますので,計算書記載のコードを示していただければ,後にお納めする車両にもインストールすることが可能です. せいぜいご利用ください.
    とは言えモデルは1年以上前にリリースされ,長期間デコーダーのリリースを待たれているお客さまが多数おられますので,迅速に作業して2月中に処理方法が確定していないU50を除いて完納できるよう努めますのでよろしくお願いします.
  • 去年の暮にウオルサーズがオーダーシステムの刷新をしたのですが,データ間違いが多くて問題ありです. ご案内頁を制作する際気をつけていますが,もしかしたら途中で訂正が入るかもしれません. その節はホームページ上で訂正内容を明らかにしますので,よろしくお願いします.
  • 同様に電気パーツの話題ですが,直径2ミリの電球色LEDは大変な人気です. 直流専用の在来車に入れる場合「アサーン 廉価GP用ヘッドライトキット」をご注文いただければ,組み合わせる抵抗も同梱でお届けしますので,キャブ内に白熱球1灯のアサーンらしい機関車も,最新モデルの雰囲気になります.
  • アムトラックの東部地区列車は経年60年超の食堂車をはじめ,様々な年代に誕生した車両を組み合わせた文字通りデコボコ編成でしたが,スペインのカフ社が製造する160両によりいよいよ置き換えが始まります. これとは別にウイスコンシン州が出資して運行しているシカゴ〜ミルウオーキーを結ぶハイアワッサ号は,車両もウイスコンシン州の資金で同じくスペインのタルゴの導入が決りました. ハイアワッサ号はメンテナンスもミルウオーキーで行い,設備も新調します. メンテ請負の会社を募集していますので,日本のそのスジの中小の会社も,アメリカ進出のチャンスです.
    カフ社,聞きなれないメーカーですが,受注が難しいとされているワシントンDCメトロほか,イタリアのブレダとともに製造条件が厳しい車両を数多く手がけている実力と実績があるメーカーです.
  • 発売日に買ったネックス7,本当に良く写るのは,先月のお散歩日記で紹介した通りです. サービス版のプリントを手元で観賞するなら300dpiほどのキメの細かさが必要ですが,この細かさでさえ50センチ×33センチのプリントをモノにできます. このぐらいの仕事となると従来はブローニーの6×7センチ判を持ち出してましたが,ボディ重量290グラムのカメラがこなしてしまうのですから時代は変わったものです.
    しかしいくら同じ機能を持ち合わせていたとしても,三脚に載せてレリーズをつないだブローニーカメラの代わりにネックス7ではあまりにも迫力が無さすぎ,仕事をいただけないし,いただいたとしてもバツが悪いです. 時代の進歩は歓迎でも,困ったことだってあるのです.
    そう言えばある鉄道で,営業列車の運転室にカメラを据えて撮影する仕事をいただきました. 約束の場所(駅)に早めに着いてベンチで待っていたのですが,傍らのスーツ二人組がソワソワしながら「カメラマンが来ない」と携帯電話でやり取りしています. 乗り降りがそれほどない駅でカメラマンと待ち合わせ(?),もしやと思って聞いてみるとやはり私のことでした. あのときは1キロ超のカメラを持ってましたが,最近はフツーのヒトが巨大なニコンやキャノンを持つ時代なので,私がカメラマンに見えなかったと言います. これからどうなることやら. ちなみに私はカメラマンではなく写真家です.
    話がそれました. ネックス7の良い面はすぐに見つけましたが,同じ日に同じカメラを買った写真仲間が,良くない面を見つけてしまいした. 早速手元のネックスでテストしてみたら,なるほどと言うものでした. もう少し煮つめ,できれば解決法も含めて弱点を披露して情報を共有しましょう. それが世のため人のためと言うものです.

今月もよろしくお願いします

デポ 牛島裕康


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