前述の通りニューへブンは電化区間の末端で,工場やヤードがある鉄道城下町です. ここからは,ニューへブンに出入りする車両を紹介しましょう. ここに常駐していないと巡りあうのが困難な車両も登場します.
最初の車両は,アムトラックのヤードや工場で活躍するCF7形ディーゼル機関車です. この機関車は,ドッグノーズ(犬鼻)型の顔で親しまれたF7形ディーゼル機関車が経年により本線から支線に移籍し,支線で使いやすいようサンタフェ鉄道の工場で車体を載せ替えたもので,中央が下がったシャーシーにオリジナルの姿がうかがえます. アムトラックへは,高速運転で脱線を繰り返したSDP40F形ディーゼル機関車と3対2のバーター(物々交換)でやってきました. 写真はアムトラック移籍直後で,サンタフェ鉄道の塗装のままナンバーだけ書き換えて使われている姿です.