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写真 : ある駐在員
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駐在先での作業も一段落し,サンクスギビング週間には休みをとって東海岸の列車旅を楽しまれたとのことです.
1970年代までは中小鉄道が老舗鉄道に吸収されて数を減らしましたが,1980年代に入ると老舗鉄道同士の合併が盛んとなりました. 写真のシーボードシステムはアトランティックコーストライン(ACL)と,シーボードエアライン(SAL)で構成したシーボードコーストライン(SCL)とルイズビル&ナシュビル(L&N)の各鉄道が合併して誕生したものです. その後さらにバルティモア&オハイオ鉄道(B&O)やチェサピーク&オハイオ鉄道(C&O)と合併してCSXとなりました. 写真の機関車から話題が離れますが,ニューヨークに出入りする巨大鉄道のニューヨークセントラルとペンシルバニア鉄道は破綻してペンセントラルとなりました. 不調の巨大2社をひとつにまとめたペンセントラルはニューへブン鉄道も巻き込みましたが建て直しは成りませんでした. すでに各鉄道の旅客部門のうち長距離便はアムトラックとして分離済みでしたが,今度は地域列車を各州による公営化が図られました. ペンセントラルの残された貨物部門は国が再建計画をたてて再生することになりました. この時のプランは,貨物は将来的に民営に戻すというもので,期限付きの国有鉄道コンレイル誕生となりました. 経過は順調で,予定通り1999年にコンレイルは国の手を離れ,コンレイルのインフラや人員はCSX鉄道とノフォークサザン(NS)に分割継承されて今日に至ります. 写真の機関車は,波乱の時期一時期に見られたものです. |
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